メキシカンラグの王道 サラペとファルサ柄メキシカンブランケットのご紹介

メキシカンラグの王道 サラペとファルサ柄メキシカンブランケットのご紹介

こんにちは「RUG FOREST」です。
プライベートレーベルにて展開しておりますメキシカンラグ・メキシカンブランケット・サラペのご紹介になります。各商品ページでも可能な限り詳細を記載しておりますが、文字数の都合上お伝えしきれない部分についてさらに掘り下げて解説したいと思います。

RUG FOREST (From MEXICO)

60年代のメキシコで創業したテキスタイルファクトリーに製造を依頼。伝統的な織布であるサラペをはじめ現地ではジェルガとも呼ばれるリサイクル繊維をベースにした手織りのブランケットを、長きにわたり北米中心に供給してきた実績あるファクトリーの製品です。合成繊維と綿の混合物から作られる素材はリサイクルされた布地を再利用するための細断再紡績のプロセスから手掛けており、多くの知見を持つ職人やスタッフと連携してメキシコ製ならではの風合いあるエコフレンドリーな織布製品をお届けします。

 

RUG FOREST (From MEXICO)の製品はこちら

 このたび製造を依頼することになったテキスタイルファクトリーはメキシコのトラスカラ州という地域に拠点を構えております。1963年の設立当時はリビングルームほどの作業スペースに6台の木製織機を置き、週におよそ600枚のサラペを織ることからスタートしたそうです。

1970年に工業用織機とフェルト機を導入し、リビングルームでの作業から工業用倉庫に変わりました。1990年に全面的な再構築ともう1つの倉庫が建設され生地の紡績を始めました。2003年には主な顧客が所在する隣国が不況に見舞われたため、新たな市場を求めて前衛的な製品を探す必要が生じ、そのための紡績技術を開発し、ジャカード織機とブランケットを仕上げるための機械を導入しました。そして現在、一部では大量生産製品に魅力を感じていない一定の層に向けて、古くから供給してきた職人の手による手織りのブランケットなど、国内外の顧客のニーズに対応できる製品を供給するために日々奮闘しています。

ファクトリーの様子ついて、一部をこちらのムービーで見ることができます。

 ちなみに、このトラスカラ州の中のある地域一帯では同じような製品を供給するテキスタイルファクトリーがいくつか点在していて、知る人ぞ知るメキシカンブランケットの集積地となっているようです。主に米国やカナダなど北米を中心に輸出しているそうで、米国にいくつかある中南米系の雑貨を取り扱うディストリビューター(専門商社のような存在)の製品も「MADE IN MEXICO」のブランケット類であれば、このエリアにあるどこかしらのファクトリーで製造されたものが多いのではないかと思います。

メキシコのファクトリーと商談

実は今回、製品を調達するにあたり5社ほどのメキシコのファクトリーにコンタクトを取り、商談を重ね、品質・価格・納期・担当者のレスポンス(←これが一番重要かも)などから総合的に判断して、最終的に納得の行く1社に絞り込んで取引をさせて頂きました。今後もアイテムの特性によっては別のファクトリーにて製造するケースが出てくる可能性もありますため引き続きコンタクトを継続しつつ、新たな展開に発展する場合はまた別の記事でご紹介させて頂きます。
そしてこれらの過程で製品を製造するメーカーさんから色々なお話しを直接聞けたのは貴重な経験でありましたし、長らくメキシカンラグを取り扱ってきた私も知らなかった事が沢山ありまして、改めて勉強になりました。(例えば手織りのブランケットを1枚織りあげるのに要する時間は簡単なものであれば約3時間で作るそうです。)

ファルサ柄メキシカンブランケットとは?

メキシカンラグ、メキシカンブランケット、といえばこちらの柄を連想される方も多いかと思います。ブランドやファクトリーによって微妙な違いはあるものの、トライバル風の幾何学模様とストライプ柄の組み合わせが基本パターンとなります。

そしてこの模様とストライプの色の組み合わせによってカラーバリエーションは無限に存在します。今回ご提案している柄パターンは、当店が製造を依頼したファクトリーのオリジナルパターンになります。色の組み合わせもある程度当店の希望を伝えたうえで、ファクトリー側にて調整、アレンジして頂いたものになります。

ファルサ柄ブランケットのボリュームは2種類

今回ご提案するファルサブランケットですが、ボリューム感の異なる2種類をご提案しています。見た目の柄や大きさについてはほとんど同じなので判り難いかと思いますが、違いは「織りの密度」です。織り密度が違うという事=使用する糸の量が違う、ということでありその分重量に差が出ます。商品個体差もあるので一概には言えないのですが概ね200~300g程度の差になります。

トラディショナルファルサ メキシカンブランケット[約185×135cm]

こちらはトラディショナルファルサ(Traditional Falsa)モデル。100%リサイクル繊維を使用し、やや緩めに織られているためボリュームは抑え目、約1Kg程度と軽量で移動や持ち運びの際に本領を発揮します。ラインナップ中最もコスパに優れるクラシカルかつ定番のモデル。

 

スタンダードファルサ メキシカンブランケット[約185×135cm]

こちらはスタンダードファルサ(Standard Falsa)モデル。100%リサイクル繊維を使用した最も標準的な約1.3Kg程度のレギュラーサイズモデルです。カラーバリエーションも豊富で、丸めた時に適度なボリューム感をお求めの場合はこちらのモデルをオススメします。

 

無地(Solid)モデル

雰囲気を選ばず扱い易い無地(Solid)モデルはオールマイティに活躍する人気のアイテム、豊富なカラーバリエーションでヨガブランケットにもオススメです♪

 

メキシコの伝統的な織物「サラペ」

本場メキシコ製の織物をご紹介するにあたって、やはり外すことのできないメキシカンブランケットの王道アイテム、伝統的なサラペブランケットです。やや張りのある素材感と鮮やかなカラーリング、豊富なバリエーションが魅力のオーセンティックなアイテム。オールドスタイルのサラペはヴィンテージスタイルや西海岸風リゾートスタイルのインテリアに馴染み易く世界中で人気のアイテムです。

サラペを織る様子ついて、一部をこちらのムービーで見ることができます。

 

 メキシカンラグのお洗濯

当店取扱いのメキシカンブランケット・サラペブランケットは、ご家庭の洗濯機で普通に洗っていただいて問題ありません。但し、新品購入後、初期のころは綿埃のような繊維クズが多めに出ます。これは原料となるリサイクル繊維による特性ですので予めご容赦ください。特に初期のころは他の洗濯ものと一緒に洗わない、洗濯槽の埃を集めるネット部分をこまめにお掃除するなどの基本的なメンテナンスを心がけて頂ければ宜しいかと思います。なお、水分を含んだブランケットは想像以上に重たくなりますため、腰を痛めたりしてしまわないようご注意ください。

 

まとめ

今回はメキシカンラグ・メキシカンブランケット・サラペついて解説させていただきました。

RUG FORESTではこのたび2つのライン、海外ファクトリーの協力を得て実現したプライベートレーベルを展開していく運びとなりました。プロダクト毎にそれぞれのジャンルに精通した専業のファクトリーに製造を依頼、クオリティ・デザイン・コストパフォーマンスと3要素のバランスを重視した日常使いでご満足いただける独自の商品を供給する事を目標にしています。また現地のコミュニティやサプライヤーにも配慮し、持続可能性と公正な貿易取引を心掛けています。

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それでは今後とも宜しくお願い致します。

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